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こちら、SK-BASEです。現在はロサンゼルスを拠点に発信中!

先日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで開催されたWBC(World Baseball Classic)の準決勝戦、日本vsアメリカの観戦に行ってきました、こちら、SK-BASEです。

結果は御存知の通り、2-1でアメリカの勝利となったわけですが、日本の野球はしっかりと、存在感を残していッタと思います。ということで、何度かドジャース戦も見たことある、著者がアメリカ人目線になってみて、準決勝戦の空気を伝えられたらと思います。

残念ながら、現地ではそんなに盛り上がっていませんでした

日本では連日ニュースに取り上げられて、多くの人がWBCの話をしていたようですが、現地ではあまり話題に上がってきませんでした。私の周りの友人たちも話していないし、一緒に行った友人の友人たちも誰もWBCの話をしていなかったようです。ただし、ロサンゼルスに住んでいる、日本人の友人たちの多くはWBCを見に行くぞ!と盛り上がっていたので、アメリカにいても日本人にとっては関心のある試合でした。

どうやら、日本ではWBCは国際大会だという認識が高いですが、アメリカではエキシビションマッチ(演技会)という認識があり、”日本マジ本気じゃん!”という感じが現地にはありました。今回は、アメリカも過去3回の大会で一度も優勝していなことが、野球発祥地としてマズイと感じたのか、第一線で活躍するメジャーリーグ選手をそろえてきましたね。

そういうことで、チケットは1週間前に買っても、全然選び放題の中、購入することができましたし、当日に会場に向かうときも、ドジャース戦にときには道が渋滞して、なかなか会場入りできませんが、今回はスムーズに入ることができました。こちらとしても、ストレスなく入れて嬉しいですけどね。

力でねじ伏せるアメリカ、頭脳で翻弄する日本

始球式は野茂さん、トルネード投法は見られませんでした

もともとから、日本とアメリカとではプレイスタイルが全然違います。しかし実際に、2つのチームがぶつかるのを目の当たりにすると、それが顕著に見えます。とにかく打って打って点を取ろうとするアメリカに対し、日本はいったん、1人の選手が塁に出ると、バントや盗塁で一つ一つ塁を進めていきます。それはまさに将棋の対局を見ているようなプレイでした。今回の試合では残念ながら、大手までかけられるのにあと一手が届かなかった日本でしたが、となりにいたアメリカ人の観戦者は、”日本のプレイはすばらしい、アメリカは負けるよ”と開始早々、ボヤいていました。

それから、この試合は本当に本当にカメラによるプレビューの回数が多かったです。特にアメリカ側。うるおぼえですが、日本1回に対して、アメリカ5回ぐらいあったような気がします。審判員側の心情を伺いたくなる思いでした。そこらへんは流石アメリカ、最新のテクノロジーを使って、白黒ハッキリとするのがらしさです。個人的な意見になるのですが、潔さはないですね。おそらく、一般的に正しいのはアメリカの判断だと思いますが。

ドジャースタジアムで異彩を放っていた応援団

日本でプロ野球中継を見ていたときに、普通すぎて何も気にならなかった、応援団によるトランペット・ドラム演奏。ドジャースタジアムで初めて野球観戦をしたとき、何か寂しいなと感じて気付いたのですが、アメリカにはそういった応援団のような人たちがいません。代わりに会場を盛り上げるのは会場中に設置された巨大スピーカーから流れる音楽(主に手拍子や声を促すメッセージとともにテンポのいい音が流れます)。

そんなんですから、1回裏、日本側の攻撃のときに応援団の人たちがドラムとともに演奏を始めると、近くにいたアメリカ人の観客たちは”なんなんだと”言わんばかりに目を大きくして、応援打のいるレフト側外野席に一斉に目を向け始め、写真や動画を撮り始めました。珍しいんだなーと改めて感じます。それから、もう一つ気付いたのが、前回通常のドジャース戦を見に行ったときは、メッセージボードの持ち込みを断られてしまいましたが、今回、会場にはたくさんのメッセージボードを持った観客たちであふれていました。日本では一般的なものが、国際大会ということで、寛大に受け入れらたのでしょうか。おそらく、ドラムやトランペットも通常なら持ち込めないんじゃないかなと思います。

まあそれにしても、アメリカ人のひとたちは楽器を必要としない、声量を持っているのもそういった応援団がない理由かもしれませんね。試合開始前に、会場アナウンスで、それぞれの国に”声出して”のアナウンスが流れたのですが、日本側は声援が小さくて”もっと声出して”とアナウンスされるほどでした。個人個人が好きに”スゲー”と言ったり、”クソー”と言うのがアメリカンスタイルのようです。本当に声大きいからみんな。アメリカが勝利して、会場を出るときにみんな”USA"と叫びながら会場を後にする姿は日本人の私からしたら”軍隊かなんかですか?”と心のなかでつっこまずにはいられないのでした。

少年時代に野球をしていて、中学生の頃にWBC第1回を見ていた私ですが、まさかそれを生で見られるようになるとは留学中に本当にいい経験になりました。


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